何となくゲームを作ってみる。(ゲーム?編)
さて、インストールも無事完了し、後は作るだけです。
しかし、その前に公式サイトから日本語版ヘルプか、このサイトにあるHTML化されたヘルプを落としてください。
バージョン4の物ですが、無いよりは良いでしょう。
英語に自信がある方は、バージョン5の英語の物が良いでしょう。
ヘルプを一通り読むのが好ましいですが、正直読んでもサッパリです。
なので、簡単な物を作りながら覚えちゃいましょう。ヽ(´ー`)ノ
今回作るゲームは「クリックボール」です。
内容としては、飛び回るボールを時間内に何回クリックできるか、と言う物です。
あ、これ、そこ、「つまらなそう」とか言わない。
今回は操作を覚えながら簡単な物を作る、なので、面白いはずが無い。(断言
とり合えず、Game Maker(以下GM)を起動します。
GMのある場所は、確か「C:\Program Files\Game_Maker5」辺りだったと思います。
そして「Game_Maker.exe」を開けば良いのです。一応ショートカットを作ると良いでしょう。
すると、前回出たウィンドウが出るはずです。見なくても良いですが、一応簡単に説明します。
図1。
□・メニュー。Fileぐらいしか使いません。
1.File・ファイル関係。保存とか読み込みとかスタンドアローン化とか。
2.Edit・修正関係。複製とか削除とか名前変更とか。
3.Add・作成関係。オブジェクトの作成とか。下の英字列の物とほぼ同じ。
4.Scripts・スクリプト関係・・・? Ver.5から出来たのでまだよく分かりません。(ぇ
5.Run・起動関係。ゲームを起動させます。ノーマルと変な物。(ぉ
6.Window・画面関係。作業画面に出ているウインドウを消したり。
7.Help・ヘルプ関係。ヘルプとか公式サイトへのリンクとか。
詳しくは日本語版ヘルプに書いてあるので、詳細を知りたい場合はそっちへ。
□・ショートカット。便利です。F〜Nは、作成を抜いた物の説明です。
A.・ゲームの新規作成。新しくゲームを作る時に使います。
B.・ゲームファイル読み込み。ゲームの続きを作るときに使います。
C.・ゲームの上書き保存。前回保存したゲームファイルに上書きします。
D.・ゲーム起動。作ったゲームが動くかなど、確認の為に多用します。
E.・ゲーム起動その2。多分詳細モード。利用した事ありません。
F.・画像作成。オブジェクトの画像などに使います。
G.・サウンド作成。音楽や効果音などに使います。
H.・背景作成。ステージの背景などに使います。
I .・道作成。オブジェクトの動きを制御します。
J.・スクリプト作成。様々な事が出来ます。ただし、難しいです。
K.・データ作成。Ver.5から追加されたので、まだ良く分かりません。
L.・タイマー作成。指定の時間が来ると、設定したアクションを起こします。
M.・オブジェクト作成。ゲームの役です。各設定を読み込んだり、組み込んだり、動作したりします。
N.・ステージ作成。オブジェクトを動作させたりする場所です。無いとゲームが起動しません。
O.・ヘルプ編集。F1キーなどを押した時に出る、ヘルプファイルを編集します。
P.・オプション設定。ゲームの各種設定を行います。
Q.・登録画面起動。一番最初に起動したときに出た、会員登録のウィンドウを開きます。
R.・ヘルプ起動。GMのヘルプを起動します。
□ ・作った物はここに保存され、必要に応じてオブジェクトが読み込みます。
あ.・画像フォルダ。
い.・サウンドフォルダ。
う.・背景フォルダ。
え.・道フォルダ。
お.・スプリクトフォルダ。
か.・データフォルダ。
き.・タイマーフォルダ。
く.・オブジェクトフォルダ。
け.・ステージフォルダ。
こ.・ヘルプ編集。
さ.・オプション設定。
じゃ、早速作っていきましょう。
まず、メニューからFile - Save As...を選択し、保存します。
いきなり保存!? と思うかもしれませんが、一応念のためです。
保存する場所は、多分「C:\Program Files\Game_Maker5\Examples」になってると思いますが、
もし違う場所の場合は、「Game_Maker5」の「Examples」フォルダを選択してください。
ここは、一応ゲームを保存する場所となっています。
次に、フォルダを1つ作って下さい。名前は適当で良いです。
作ったら開き、そこに保存してください。今からここが保存場所となります。
保存するファイル名は適当で良いですが、自分は「-」を付けています。
又、大きな作成の前には更に「-」を付けたファイルを別名で保存してます。
ファイルの保存が完了したら、今度こそ作成に取り掛かります。
□元となる画像を作る。
まず、図1のFをクリックします。
すると、図2が出てきます。
図2。
まず、名前を決めましょう。Name:の横のsprite0を消し、Wallと記入して下さい。そう、壁です。
次に、パレットアイコンの付いたEdit Spriteをクリックします。
すると、図3が出てきます。
図3。
次に、imeage0をダブルクリックしてください。
すると、ウィンドウズに付いているペイントとよく似た画面が出てきます。
取り合えず、四角を黒く塗りつぶして下さい。塗りつぶしツールはペンキアイコンです。
塗りつぶせたら、その画面を閉じます。その時に出るポップアップは保存しますか? なので、保存(Yes)します。
先ほどの図3に戻りますが、さっきと何かが違うと思います。そう、imeage0が黒くなっているはずです。
黒くなっているのを確認したら、そのウィンドウも閉じます。ポップアップは同じくYesで。
すると、図2に戻ります。が、やはり最初と何かが違う・・・と言うか、右に黒い四角が追加されてると思います。
さっき塗りつぶした黒い四角です。それが画像として認められたんですよ!(大げさ
確認したら、Edit Sprite下にあるTransparentのチェックボックスを外します。
GMには画像左下1ドットが透明化色になるのですが、さっき塗りつぶしましたよね?
と言う事は、全部透明になってしまうのです。それを防ぐ為、透明化機能のチェックボックスを外すのです。
次に、真ん中化の列にある、Precise collision checkingのチェックボックスを外します。
これは、衝突時に発生するイベント時、透明色を細かく除く処理・・・あー、言い難いの後で説明します。(ぇ
更に、その下にあるBounding Boxにあるラジオボックスを、Full imageに変えます。
これは、衝突イベントが発生する範囲を決める物です。Full imageは、画像全てを対象とします。
これで、Wall画像は完成です。次に、ボールの画像を作成します。
壁の時と同じように進めます。名前はBallとか、適当な名前で良いでしょう。
ペイントウィンドウまでは、壁の時と同じです。違うのは、塗り潰しじゃなくて円を書くだけ。
大きさは適当で良いですが、左下隅まで行かない様に。いや、円なので行かないですが、一応。
そして、壁の時と同じように図2の画面まで戻ります。ここからが少し違います。
Transparentのチェックを入れたままにして下さい。じゃないと、四角に丸の絵になってしまいます。
更に、Precise collision checkingのチェックボックスも入れたままにして下さい。
外してしまうと、右のアイコンの四角と同じように、判定が四角くなってしまいます。
要は、丸なら丸く、星なら星型に沿って衝突判定が起こるようにする、と言うことです。
最後に、Bounding BoxはAutomaticのままにしておいて下さい。
Full imageにしてしまうと、画像全てに衝突判定がついてしまいます。
・・・まぁ、何も触らないで下さい、と言うことです。これでボールの画像が出来上がりました。
□ゲームの元、オブジェクトを作る。
画像が出来たので、次はボールと壁を作っていきましょう。
まず、図2のMをクリックします。すると、図4が出てきます。
図4。
やはり、名前を先に決めたほうが良いでしょう。まずは壁を作るので、Wallで良いでしょう。
次に、名前下にあるSpriteのno apriteをクリックすると、さっき作った画像一覧が出ます。
今回は壁なので、壁のアイコンをクリックします。no apriteが壁の名前になっていると思います。
そして、名前下にあるSolidのチェックボックスにチェックを入れます。
これは、他のオブジェクトがこのオブジェクトを通過できるかどうかを決める物です。ONは通過不可。
そしてOKをクリックします。完成。・・・いや、本当にこれだけです。ただの壁なので。
次はボールを作ります。やはり最初は名前を入れてください。
Spriteも同じように設定します。もちろん今度はボールの方です。Solidにはチェックを入れないで下さい。
次に、中央下にあるAdd Eventをクリックします。すると、図5がポップアップします。
図5。
必要なのは4つです。Create、Collision、Mouse、Other。
Createは、クリックすればEventsに追加されますが、他は選択肢がいくつかあります。
Collisionをクリックすると、壁とボールのオブジェクトが出るはずです。
Collisionは、今のオブジェクトと選んだオブジェクトが触れた時に起きるイベントです。
ボールがボールと触れる事はないので、今回は壁を選びます。すると、Eventsに追加されます。
Mouseをクリックすると、やたら沢山の選択肢が出ますが、その中からLeft Pressedを選びます。
これは、今のオブジェクトとマウスカーソルが触れていて、かつ左クリックされた場合に発生するイベントです。
Otherをクリックすると、こっちもいくつか出ますが、その中からOutside Roomを選びます。
これは、今のオブジェクトが画面外に出たときに発生するイベントです。一応予備のために要ります。
Eventsに4つのアイテムが出来た事を確認したら、Event Selectorを閉じます。
そしていよいよプログラムを組むのですが、スプリクトを使うわけでは無いので、はっきり言って簡単です。
まず、EventsにあるCreateをクリックします。次に、右のメニューからアクションを選びます。
moveタグのStart mobing in a direction、8方向矢印アイコンをActionsの場所にドラッグします。
クリックとかじゃなく、ドラッグです。成功すると、Actionsに追加されるはずです。
追加されたStart mobing in a directionをダブルクリックすると、設定画面が出ます。
取り合えず、Directionsの矢印を全てクリックし、沈めた状態にして下さい。
このイベントが呼ばれた時、その方向へ進行方向を変える処理です。2つ以上ある場合はランダムで決まります。
そして、Speedの所に5と記入してください。上記で決めた方向に進むスピードです。大きいと早くなります。
完成すると、図6のようになります。
図6。
間違っても真ん中を沈めないで下さい。止まっているボールが出来てしまいます。完了したのでOKを押します。
次に、EventsにあるCollision、壁のアイコンの物をクリックします。
そして、右のメニューのMoveタグのBounce against objectsを、前と同じようにドラッグします。
これは、Solid属性のオブジェクトに触れた時、反射する処理です。設定はしなくて良いので、次に移ります。
次に、EventsにあるLeft Pressedを選び、右のメニューのScoretagのSet the scoreをドラッグします。
そして開き、new scoreに1を記入し、下にあるRelativeをチェックします。
それぞれ、new scoreは「1」を、Relativeは「足す」です。呼び出されるたびにスコアが1追加されます。
次に、右メニューMoveタグのJump to a rendom positionをドラッグします。
これは、今のオブジェクトをランダムに飛ばす、と言う処理です。今回設定は要りません。
最後に、同じく右メニュMoveタグのStart mobing in a directionをドラッグします。
そして、Createの時と同じように、矢印を全て埋め、スピードを5に設定します。
・・・が、面倒なので、CreateにあるStart mobing in a directionを右クリックし、コピペする事も出来ます。
次が最後のOutside Roomを選び、右のMoveタグのJump to a rendom positionをドラッグします。
前と同じく設定はいらないので、OKをクリックします。
ここで、一旦上書き保存をしておくと良いでしょう。図2のCをクリックするだけです。
□ルームを作る。
さて、いよいよ大詰めです。最後はオブジェクトを動かすルーム(ステージ)を作成します。
図2のNを押して、設定画面を出します。まずは、上にあるタブの中のsettingsを選びます。
すると、名前が書ける所があるので、取り合えずMainとでも記入してください。別にMeinでも構いません。(苦笑
次に、その下の下にあるWidth、その下のHeight、共に320に変えます。
更に、その下の方にあるSnapX、SnapY、共に32に変えます。
さて、後一息です。上のタブのobjectsを選び、その下の空いている場所、
又はobject to add wih left mouseのdeleteをクリックします。すると、壁とボールのオブジェクトが出ます。
取り合えず、壁を選択します。すると、空いている場所に壁のアイコンが出ます。
この状態で、右の画面を何処でも良いのでクリックしてみてください。
すると、クリックした場所に壁オブジェクトが作成されるはずです。
今回は壁なので、画面回りを壁で囲ってください。失敗したら右クリックで消せます。
次に、今度はボールを選択し、1つ置いて下さい。すると、図7のようになるはずです。
図7。
OKを押せば、完成です。取り合えず、上書き保存してください。
□ゲームを起動する。
さて、一通り完成したので、試しにやってみましょう。
図2の3をクリックして下さい。すると、ゲームが起動されるはずです。
ボールが壁に当たると跳ね返り、ボールを左クリックすると、ウィンドウ上にあるスコアが1足され、
ボールが他の場所に現れるはずです。エラーが出たり、違う場合は何か間違えています。見直してください。
で、どうですか? ゲームを作った感想は。
・・・え? ゲームっぽくない・・・? そうですね・・・。じゃ、次回で少しゲームっぽくしてみましょう。ヽ(´ー`)ノ
その3に続く。
一応、比較のために今回作ったゲームのファイルを置いておきます。
ゲームメーカー講座第2回の2章時点のゲームファイル。 GMK_2-2.lzh
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